“鑑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんが45.2%
かがみ28.8%
10.6%
かゞみ6.7%
かん2.9%
かんがみ2.9%
かんがみる1.0%
1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本の稲作いなさく灌漑かんがい様式は、その発達の跡にかんがみて、明らかに四段階に分かれており、しかも現在なおこの四つの型がならび存している。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
十七歳の乙女で、詩や物語をよく読んでいるものだったら、どうして、このような武勇と完璧とのかがみをしりぞけることができようか。
旅館へやって来られて二天の画があるのでてくれませんかといわれ、断っても断っても、強いられるので閉口したことがある。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また地には、かしこの惡しき人々さへむるばかりの——かれらむれどかゞみならはず——わが記念かたみを遺しぬ。 一六—一八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
いんかん遠からず、支那第一次の革命はその形式に於て共和政治を獲得することが出来た。満州朝廷はくつがえされて、支那は中華民国という名を見るようになった。
英国の富豪モーズレーは、世界の趨勢すうせいかんがみるに、独逸と亜米利加とは国運勃興の徴候が見えている。然るに独逸は国土に限りがあるが、亜米利加はトント限りがない。
教育の目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
いわゆる時代思想に超然たる人あればこそその人を殺してもなおその人の恩を受けることは遠い例にかんがみるに必要もない、明治維新の際
自由の真髄 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
まったく、木下様にかかっては商人も跣足はだしですよ。乾物でも、干魚でも、穀類でも、時の相場はよくご存じだし、品物にお眼はくし、手前どもを
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冥々メイメイ滅々、霊アラバ我心ヲラレヨ。此ヨリ天下再ビ知音チイン無カラン。嗚呼イタマシイ哉。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)