“鎮魂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
タマフリ44.4%
たましずめ11.1%
たましづめ11.1%
ちんこん11.1%
ミタマシヅメ11.1%
ミタマフリ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎮魂を行ふ方便として、禽獣を狩猟してその保管する魂をムカへるからの名であり又、楽器を奏することによつて、完全に鎮魂タマフリの効果をあげようとするからの名である。
式のあとでは、つるぎまいもあり、鎮魂たましずめの雅楽もありました。何にしろ君、伊那の谷としてはめずらしい祭典でしょう。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
工学博士田辺朔郎さくを氏は、軍人軍属のためには靖国神社を始め、色々の鎮魂たましづめの道具があるのに、学者や芸術家にはそんな設備が少しも無いのは国家として国民として片手落な次第だ。
鎮魂ちんこん弥撤ミサ曲」は中年期の傑作で、古典の宗教楽と違った人間臭い美しさを持っている。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
十一月の方の祭りは、元来日本にあるみたまふりの祭りで、十二月の方のは、後に、宮中へ這入つて来た処の鎮魂ミタマシヅメの祭りである。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
実に、重大なる鎮魂ミタマフリの行事である。此処に設けられて居る衾は、魂が身体へ這入るまで、引籠つて居る為のものである。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)