“鍼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はり90.0%
しん6.7%
はあり3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「女はもとはりの名人の圍はれ者だと言つたが、人の身體の鍼壺はりつぼは六百五十七穴、そのうち命取りの禁斷の鍼が一ヶ所あるといふことだ」
ここにおいて、百方力を尽くして、吉凶を予定する風雨しんを発見せんとし、ついに卜筮、人相のごとき諸術の世に行わるるに至る。
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
なき柳川春葉やながはしゆんえふは、よくつみのないうそつて、うれしがつて、けろりとしてた。——「按摩あんまあ……はありツ」とたちまみつきさうに、霜夜しもよ横寺よこでらとほりでわめく。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)