“鉄柵”のいろいろな読み方と例文
旧字:鐵柵
読み方割合
てっさく48.1%
てつさく48.1%
てすり3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの古い御堂を囲繞とりま鉄柵てっさくの中には、秋海棠しゅうかいどうに似た草花が何かのしるしのようにいじらしく咲き乱れていたことを思出した。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
小みちは要冬青かなめもちの生け垣や赤鏽あかさびのふいた鉄柵てつさくの中に大小の墓を並べていた。が、いくら先へ行っても、先生のお墓は見当らなかった。
年末の一日 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
晩秋おそあきれにたる鉄柵てすりのうへに
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)