“鈍重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どんじゅう69.2%
どんちよう23.1%
どんぢう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廊下ろうかが急にさわがしくなった。講義が中休みになったらしい。やがて小川先生がのっそりはいって来て次郎の横にこしをおろし、その鈍重どんじゅうな眼で、じっとかれの顔を見つめた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
喜太郎はませた利口な少年で、お早は鈍重どんちようで人の良い醜女しこめといふ外には言ふべきこともありません。
彼女はいつもの鈍重どんぢうなぶつきら棒な態度で「お早うございます。」と云つて、新しい環と紐をとり上げて縫ひつゞけた。