“金剛石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ダイヤモンド51.3%
こんごうせき16.3%
ダイヤ16.3%
ダイアモンド8.8%
こんがうせき2.5%
ディアマン1.3%
いし1.3%
ギヤマン1.3%
デイヤマン1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炭素は非常に不思議なもので、木炭や煤は、いわゆる無定形であるが、同じ炭素でも、結晶になると、石墨になり、また金剛石ダイヤモンドにもなる。
画業二十年 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
金剛石こんごうせきと炭とは同じ物質からでき上がっているのだそうだが、その金剛石と炭よりももっと違い方のはなはだしいこの二人の生き方が
「——ある! それは船渠ドックのモンキー騒ぎの時にオペラバッグから金剛石ダイヤの指環をちょろまかした小走すばしッこい、ほんとのぬすを探すことさ」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天上の最もあきらかなる星は我手わがてに在りと言はまほしげに、紳士は彼等のいまかつて見ざりしおほきさの金剛石ダイアモンドを飾れる黄金きんの指環を穿めたるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
金剛石こんがうせきと申すんださうで、梅干の種ほどもありませうか、それは/\美しい光を出します。日本では大した値になりませんが、それを
「実はね、ハッチソンの旦那、あたし、ついさっきまで、山木が鶴子を殺して王様ロア金剛石ディアマンを奪ったんだとばかし思っていたんです。ところが……」
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「指環は、ごらんの通り、婦人の小型、金剛石いしは一・半カラット、白金プラチナだい、時価二千円ならば当店でも買えるという品物なんですよ、諸君」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その金剛石ギヤマンに輝く空のひかりを
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
そこでは静止ポーズは静止そのものが内部的に情熱の燃ゆる焔となり、運動ムウヴマンは動きそれ自身が輝く金剛石デイヤマンとなるであろう。
人形芝居に関するノオト (新字新仮名) / 竹内勝太郎(著)