“野心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やしん80.0%
のごころ6.7%
アンビション6.7%
アヴァンチュール6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裸身の僕は、單に——人類の罪を覆うてゐる、キリスト教の血に染んだ上衣うはぎいで了へば——冷酷な野心やしんに富んだ男に過ぎないのです。
あくがれまどふ野心のごころ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
こうして、何処を顧みても、私達の野心アンビションを刺戟する何物もない「奈良」の天地は、古代芸術の香りを慕って来る者をほんとに心ゆく迄、抱擁して呉れます。
「奈良」に遊びて (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
すっかり手ずれのした淫蕩漢にとって、——しかも、その淫蕩漢が何かしら奇怪な野心アヴァンチュールを持っている場合——そういう野心アヴァンチュールを話すのが愉快でないはずがない。