“酒食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゆしよく50.0%
しゅしょく16.7%
さけくら16.7%
しゅし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百樹もゝきいはく小千谷をぢやにありし時岩居がんきよ地獄谷ぢごくだにの火を見せんとて、社友しやいう五人をともな用意ようい酒食しゆしよく奚奴しもべ二人にになはしめ
やっと茶をだしたけれど、ひととおり酒食しゅしょくをさせねばならない告げ人を、まま母なる人がみょうによそよそしているのでどうすることもできない。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
島田にいわせると、その柴野という男が酒食さけくらいで喧嘩早けんかっぱやくって、それで何時まで経っても出世が出来なくって、仕方がないんだそうだけれども、どうもそればかりじゃないらしい。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
燕王弁疏べんそする能わざるところありけん、いつわりて狂となり、号呼疾走して、市中の民家に酒食しゅしを奪い、乱語妄言、人を驚かして省みず、あるいは土壌にして、時をれど覚めず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)