“適々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまたま75.0%
たま/\25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王騎射もっとくわし、追う者王をるをあえてせずして、王の射て殺すところとなる多し。適々たまたま高煦こうこう華衆かしゅう等を率いて至り、追兵を撃退して去る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
適々たまたま以て、その後の睡眠間に於ける夢遊状態の存在を指示しおれる一徴候と認め得べき理由あり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
適々たま/\何かの誘因で、それが突然現われるものであることは、多くの人の知っていることだが、僕のは全くそれなのだ。
をられ或は腰骨こしぼね腋腹骨あばらぼね皆打折れて即死せしもあり適々たま/\未だしなざるも然も哀れ氣にうめさま心地こゝちよくこそ見えたりけれ後藤は是をかへりみてヤレ/\たはいもなき弱虫よわむしめら只一打にて逃散にげちつたりシテまだ死切しにきら奴輩やつばら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)