“道程”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちのり90.0%
みち3.3%
みちすじ2.5%
みちすがら1.7%
だうてい0.8%
どうてい0.8%
みちすぢ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その道程みちのりもほぼ同じこと、恐らく修業の有様も、牙彫木彫の相違はあっても、一生懸命であったことは同じことであったと思われます。
念仏によるか、坐禅ざぜんによるか、信心しんじんによるか、公案(坐禅)によるか、その行く道程みちは違っていても、到着すべきゴールは一つです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
光明ひかり暗黒やみ道程みちすじ! それは人生ひとのよの道程でもある。光明と暗黒の道程を辿って行く左門の姿は、俯向いていて寂しそうで、人生の苦行者のように見えた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
楽屋入りをする道程みちすがらに、扇女は鉄之進を助けたのであるが、たしかもう一人扇女のために、助けられた人間があるはずである。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
金解禁きんかいきん我國わがくに輸出貿易ゆしゆつぼうえきにどんな影響えいきやうあたへるかとふと爲替相場かはせさうば下落げらくする道程だうていおいては日本品にほんひん賣値うりねどう一であつてもこれを
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
天下は暗澹あんたん——いずれ、光明のかんむりをいただく天下人てんかびとはあろうが、その道程どうてい刀林地獄とうりんじごく血汐ちしお修羅しゅらじゃ。この秀吉ひでよしのまえにも多難な嶮山けんざん累々るいるいとそびえている
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
師曰ふ、起きよ、路遠く道程みちすぢかたし、また日は既に第三時の半に歸れり 九四—九六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)