“道中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だうちう41.9%
どうちゅう32.6%
みちなか11.6%
だうちゆう7.0%
みちすが2.3%
みちみち2.3%
みち/\2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日けふ江戸表御老中えどおもてごらうぢうから、御奉書おほうしよ到着たうちやくいたした。一にち支度したく三日みつか道中だうちうで、出府しゆつぷいたせとの御沙汰ごさたぢや。』と、おごそかにつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
それからもうひと道中どうちゅう姿すがたくてはならないのが被衣かつぎ……わたくし生前せいぜんこのみで、しろ被衣かつぎをつけることにしました。履物はきものあつ草履ぞうりでございます。
追ひかけて見たりしがふと死したる者なりと心付き、夜明まで道中みちなかに立ちて考へ、朝になりて帰りたり。その後久しく煩ひたりといへり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
いと今夜こんやかねてから話のしてある葭町よしちやうの芸者屋まで出掛でかけて相談をして来るとふ事で、道中だうちゆうをば二人一緒に話しながら歩かうと約束したのである。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
おこなき親達おやたちいさゝ孝養かうやうそなへんと出立なす折柄をりから輕井澤かるゐざはへんより彼の曲者くせものと連れに成り道中みちすがら彼の振舞ふるまひに心をつけるに唯者たゞものならず江戸より付き來りし樣子なり今日も彼者度々たび/\手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
櫻木海軍大佐等さくらぎかいぐんたいさらすまへるいへまでは、此處こゝから一哩いちマイルほどあるさうだ。此時このときふとこゝろおもつたのは、先刻せんこくからてつひゞきはつするところ其處そこではあるまいか、道中みち/\大佐たいさはさま/″\のことわたくしひかけた。