“通人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つうじん94.3%
ラフイネ2.9%
つうにん2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私たちの若い時は羽織のもんが一つしきゃないのを着て通人つうじんとか何とかいって喜んでいた。それが近頃は五つ紋をつけるようになった。
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
バアの広間の中央は、「踊り場」になっていて通人ラフイネたちは、そこで非合法的に踊る。この愛すべき秘密は、ある素朴プリミチフな方法によって保たれていた。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「寿」という料理屋の女中で、通人つうにん達にはよく知られた年増、気象の優れたのと、取廻しのうまいので有名な女です。