“辻占”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つじうら90.0%
つぢうら5.0%
つじうらない3.3%
つじうらな1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所名ところな辻占つじうらも悪い。一条戻り橋まで来たときだった。供奉ぐぶの面々は急にながえを抑えて立ちどまった。いやしゃ二、み車をまわし初めた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大路おほぢゆく辻占つぢうらうりのこゑ、汽車のふえの遠くひゞきたるも、なにとはなしにたましひあくがるゝ心地こゝちす。
月の夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そうでもござんしょうが、いちどんこそ災難さいなんだ。んにもらずにおともて、おせんにったばっかりに、大事だいじ奉公ほうこうをしくじるなんざ、辻占つじうらない文句もんくにしても悪過わるすぎやさァね。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「実はね、今朝二匹のすずめ喧嘩けんかするのに出会ったし、今晩はまた、女の反対にぶっつかった。どうも辻占つじうらないがいけねえ。こりゃやめにしようや。」