“蹴球部”の読み方と例文
読み方割合
しゅうきゅうぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょう蹴球部しゅうきゅうぶの新入部員歓迎会が学校のホールで催された。ちょっとのぞいてみて、すぐ帰った。ちかごろの僕の生活には、悲劇さえ無い。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「なんだ、そうか。しっけい、しっけい。」と言って頭をいた。無邪気な笑顔であった。「蹴球部しゅうきゅうぶの者だがね、ちょっと来てくれないか。」
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
放課後、ふらふらと蹴球部しゅうきゅうぶの支度部屋へ立寄ってみた。蹴球部へでも、はいろうかと思ったのだ。なにも考えずにボールでもって、平凡な学生として、ぼんやり暮したくなったのだ。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)