“踊歌”の読み方と例文
読み方割合
おどりうた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関東地方の粉の需要は、それでもまだ足りなくて粉屋という商売が起こり、かの豊年万作の踊歌おどりうたにもまた村々の粉ひき歌にも、粉屋の娘が人望ある題材となっている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
是と弥勒みろく踊歌おどりうたとの関係は尋ねがたいが、少なくともかつて何らかの形をもって、このいわゆる路頭託宣が行われなかったならば、とうてい持ち運び得られまいと思う地域にまで
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
橋川正君の日本仏教文化史の研究に、常陸ひたち鹿島かしまの弥勒の船の踊歌おどりうたを、このいわゆる弥勒二年の私年号と、関係のある現象だろうと説かれたのは、注意すべき一つの見解であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)