“跛足”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びっこ59.1%
びつこ29.5%
ちんば8.0%
リンピイ1.1%
はそく1.1%
チンバ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本人よりもよく米友にているこの小坊主が、先に立って案内に歩き出したところを見ると、どうでしょう、これが跛足びっこなのです。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さう言ふ飴屋の甚助は、三十四五のまだ若い男で、少々跛足びつこで、蒼黒くて、碁は強いかもわかりませんが、人間は恐しく弱さうです。
えゝも、乳母うばめは跛足ちんばぢゃ! こひ使者つかひには思念おもひをこそ、思念おもひのこよるかげ遠山蔭とほやまかげ追退おひのける旭光あさひはやさよりも十ばいはやいといふ。
ついうっかりしてるうちに僕もき込まれて、その跛足リンピイリンプの助手みたいな仕事をしなければならないことになった。
今の西暦第十九世紀の醫道に至りては、おそらくはた持藥の名を口にするものなからむ。われはもとより譬喩ひゆ跛足はそくになり易きを知れば、こゝに持藥劇藥の事を論ぜず。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
跛足チンバを罵る時にも、同様「ち※ば/\。どち※ば」と謡ふ。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)