“足蹠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あし40.0%
あしうら40.0%
あしひら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急にひきつったか、怪我をしたか、馬子は案じて、もしやと、足蹠あしをしらべにかかってみました。くつが外れて、釘でも踏みつけたか。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
窓のしきいに左足をかけた京子は、急に寒けを催すような月光の反射を受けて足蹠あしうらが麻痺したように無力に浮いた。
春:――二つの連作―― (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
安定を保つために、肩から下が恐ろしく大きく作られていて、足蹠あしひらのごときは、普通人の約三倍もあろうと思われる広さだった。法水は考証気味な視線を休めずに
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)