“賭場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とば92.1%
どば3.9%
あそびば1.3%
かけば1.3%
ところ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……あれえッという女の悲鳴。こなたは三本木さんぼんぎ松五郎まつごろう賭場とばの帰りの一杯機嫌、真暗な松並木をぶらぶらとやって参ります……」
伝通院 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「それや、きッかけが悪くって、お役には立ちませんでしたが、賭場どばのゴロや駕かきなんぞを、呼び集めてきたんですから、手ぶらじゃ帰りません」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むだとは思うが、念のため幻術めくらましの囲いへ行って訊いてみなさるがよい。あそこではよく、ガチャ蠅が集まって、銭の賭事かけごとをしておりますで、そういう金をつかめば、ことによると、賭場あそびばへ顔を
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三日前に、みすぼらしい風をして、俺の賭場ところへやって来て、昔のことを云い出し、強請りにかかった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)