“賢所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしこどころ80.0%
けんしよ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賢所かしこどころの神器を、玉体にお添えし、鳳輦みこしへと、おき立てはしたものの、それをかつぐ駕輿丁かよちょうの者はいず、ぜひなく、衛府の士が前後をにないまいらせる。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あかめがしわは上野公園入口の左側の土堤の前に列植してある。きささげは博物館の庭にあると。鴎外はこれに附記して、自分は賢所かしこどころ参集所の東南に一株あったと記憶するといっている。
「一、楸は本草家が尋常きささげとしてゐる。カタルパ属の木である。博物館内にある。」わたくしは賢所けんしよ参集所の東南にも一株あつたかと記憶する。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)