“負債”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいめ35.0%
ふさい35.0%
おひめ20.0%
かり5.0%
もの5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神の前に出ようとする者は、まず己に負債おいめある者をゆるし、己の敵の罪を赦さねばならない(マタイ六の一二—一五参照)。
丈「さア色々仔細有って、実に負債ふさいでな、どうも身代が追付おっつかぬ、ずどうあっても身代限しんだいかぎりをしなければならぬが、身代限をしても追付かぬことがある」
我等こゝにかゝる傲慢たかぶり負債おひめを償ふ、もし罪を犯すをうるときわれ神に歸らざりせば、今もこの處にあらざるならむ 八八—九〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そして是非一度来てくれといったが、七郎は負債かりのあるのを遺憾として、どうしても来なかった。武はそこで先ずふるくから蓄えてある皮をくれといって、早く七郎に来てもらおうとした。
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
花と望みし峯の白雲あとなく消れば、殘るはお蘭さまの御身一つと、痛はしや脊負ふにあまる負債ものもあり、あはれ此處なる邸も他人ひと所有ものと、唯これだけをさとり得ぬ
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)