“豊後守”の読み方と例文
読み方割合
ぶんごのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おめみえは黒書院でおこなわれ、先導役は、老中阿部豊後守ぶんごのかみ、披露役は酒井雅楽頭うたのかみであった。献上品は友成の太刀たち、白銀三百枚、時服二十領。
その足で平次は、遠州浜松の城主七万石松平豊後守ぶんごのかみの上屋敷に飛んで行き、御留守居の役人から何やら聞き出しました。
維新前は五千石を領した旗本大久保豊後守ぶんごのかみの屋敷があった処で、六間堀に面した東裏には明治の末頃にも崩れかかった武家長屋がそのまま残っていた。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)