“讎敵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あだ50.0%
しゅうてき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夜も昨夜とて小児の如くに人を愚弄して、あらわに負けてひそかかえり討に逢わした昇に、不倶戴天ふぐたいてん讎敵あだ、生ながらその肉をくらわなければこの熱腸が冷されぬと怨みに思ッている昇に
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
最後の彼女の手紙を見た私の心に燃え立ったものは獣のごとき憎悪と讎敵しゅうてきのごとき怨恨とであった。これは明らかに自己を破るものである。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)