“諷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふう84.4%
うた12.5%
3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗にふうしてくれているようにも思えて、その心づくしに対しても、今度の東京行きに参加しなければ済まなく感じられたのであった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それが、「三斎さんさいの末なればこそ細川は、二歳にさいられ、五歳ごさいごとなる。」とうたわれるような死を遂げたのは、まったく時の運であろう。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ちっとも顔を見せんじゃないか、ほかの家へは行ってもおれの家へは来るひまはないのか、」と妙な見当違いをてこすられた。