“諧謔味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいぎゃくみ75.0%
かいぎやくみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フランスの尖端的せんたんてきな音楽家「六人組」の年長者、生真面目きまじめな音楽にとんでもない諧謔味かいぎゃくみを持たせ、かえって一種の真迫性しんぱくせいを出した作品がある。レコードははなはだ少ない。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
場面がすごはずなのに、すこしも凄惨せいさんさがなく、どことなく伸び伸びしているのは、島抜け法印の、持って生れた諧謔味かいぎゃくみが、空気をなごやかなものにしているせいであろう。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
諧謔味かいぎやくみを帶びたくはだてとも言へるでせう。