“詮索”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんさく98.1%
あげつら0.6%
あら0.6%
さぐり0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふだんから話し好きのおじさんも、この問題については堅く口を結んでいるので、わたしも押し返して詮索せんさくする手がかりが無かった。
半七捕物帳:01 お文の魂 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
馬の顔の長さまで詮索あげつらって、いずれも一点非の打つところなきを第一等として、金五千フランと名誉のむちを授与するほか、今年の優勝者は来年の謝肉祭キャルナヴァルに市賓として招待され
それ貴方あなた段々だん/″\詮索あらつて見まするとわたしと少し内縁ひつかゝりやうに思はれます、仮令たとへ身寄みよりでないにもせよ功徳くどくため葬式とむらひだけはわたし引受ひきうけて出してやりたいとぞんじますが
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
よもや、母から頼まれて、曇る胸の、われにさえ恐ろしきふちの底に、詮索さぐりおもりを投げ込むような卑劣な振舞はしまい。けれども、正直な者ほど人には使われやすい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)