“計画”のいろいろな読み方と例文
旧字:計畫
読み方割合
プラン19.5%
たくら17.1%
もくろみ14.6%
けいかく9.8%
けいくわく9.8%
たくらみ9.8%
はかりごと4.9%
もくろ4.9%
プログラム4.9%
けいが2.4%
スケジュール2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その裡に、彼女の心にも、少女らしい計画プランが考へられてゐた。さうだ! 此の次の日曜にも、お墓詣りをして見よう。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
彼女は、何かわたしが計画たくらんでいるなと見破っていた。わたしが突然に行って、歩こうなぞということから例外すぎるのだったから。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「湖水の石棺を引き上げようというあの乱暴な計画もくろみがどうやらお蔭で止めになったらしい。これだけでも有難い」「女大明神とあがめようぞ」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それをオーラのおとうさんが、きつけて、この計画けいかくをたてることになったのです。それは、おとうさんもよく知っていました。
それとも一方いつぱうには小説雑誌の気運きうん日増ひましじゆくして来たので、此際このさいなにか発行しやうと金港堂きんこうどう計画けいくわくが有つたのですから、早速さつそく山田やまだ密使みつしむかつたものと見える
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あの女の計画たくらみでは私の評判を悪るくして土地に居たたまれないようにさせ、この家を乗っ取る積りだったんだそうですよ
機密の魅惑 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
家を中心にして一生の計画はかりごとを立てようという人と、先ずうちの外に出てそれから何事なにようという人と、この二人の友達はやがて公園内の茶店さてんへ入った。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其処そこへ若い二人ふたりも呼んで、にぎやかな、わたしの心の保養になる夏を過さうと計画もくろむで、の間娘にその由を知らせてやつたのだが、何の音沙汰おとさたもない。
愚かな父 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
昼からぎ出させ、水神まで一と往復した上、夕景から三囲の前に着けさせて、存分に夜桜の散るのを眺め、月が明るくなってから帰ろうという計画プログラムを立てました。
私はその男に会って、私が何かその男のやってる小さな計画けいがについてしてやることが出来るように見せかけなくちゃならないね。——ところで、君はどんなことを
景色のいい千々石ちぢわ湾の海岸をバスに揺られて小浜おばま諫早いさはやへ出て帰るつもりで計画スケジュールを立てていたのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)