“言事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いうこと50.0%
いふこと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
議論したけれども母親さんには私の言事いうことが解らないと見えてネ、ただ腹ばッかり立てているのだから、教育の無い者は仕様がないのネー
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
昇の無駄を聞ては可笑おかしがッて絶えず笑うが、それもそうで、あながち昇の言事いうことが可笑しいからではなく、黙ッていても自然おのずと可笑しいからそれで笑うようで。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
げ若し長庵殿言事いふことにも程が有る近所きんじよには居らるれどもお前とは染々しみ/″\もの言換いひかはした事も無いに私しと密通みつつうを仕て居るなどと根も葉も無事なきこと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
堰敢せきあへむなしき死骸にいだき付のう我が妻よ今一度此世にもどりて給はれや言事いふことあり臥轉ふしまろ如何いかなればこそ此如このごと果敢無はかなきにしに有りしやとさけべど答へさへなきゐる我子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)