“觀物”のいろいろな読み方と例文
新字:観物
読み方割合
みもの75.0%
みせもの25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀の國屋の嫁入仕度は、飯田町から神田へかけても噂になつた程で、その虫干の豪華さは、若い娘達に取つて、夢のやうな觀物みものでもあり、羨望の的でもあつたのです。
きしうへあつまつた一たいは、それこそ滑稽こつけい觀物みものでした——とり諸羽もろは泥塗どろまみれに、動物けもの毛皮もうひ毛皮もうひ膠着くツつかんばかりに全濡びしよぬれになり、しづくがたら/\ちるのでからだよこひねつて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
またその奇怪な苦悶の觀物みせもの(彼等は觀物と云ふ)を囘避するか、それとも吾々社會生活の圈内から除き去るか、この三つの方法しか無いと云ふのが、彼等の一致した意見なんだ。
奇病患者 (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)