“親娘”の読み方と例文
読み方割合
おやこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃、蝶子はまだ二つで、お辰が背負うて、つまり親娘おやこ三人総出で、一晩に百個売れたと種吉は昔話し、喜んで手伝うことを言った。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
うるほせしが此方に向ひてコリヤ娘必ず泣な我も泣じ和女そなたそだて此年月よき婿むこ取んと思ふ所へ幸ひなるかなと今度の婚姻無上こよなき親娘おやこが悦びを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平次はその様子を見定めると、又六の舌の動きをなめらかにするために、治兵衛お糸親娘おやこを、眼で追いやったことは言うまでもありません。