“要之”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えうするに40.0%
つまり40.0%
これをようするに10.0%
エウスルニ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等はただ被告と裁判長との応答をきき乍ら、そのこんぐらかつた話のゆきさつに興味をよせ、要之えうするに犯罪や裁判など云ふものは馬鹿馬鹿しいものであると考へたにすぎなかつた。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)
けれども貴殿あなたがそういふことをまうされるのも要之つまりぼくが一のちひさな小學校せうがくかう出身しゆつしんであることをほこるとか、感謝かんしやするとかふのは
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
要之これをようするに私と節子との夫婦生活は愛と敬とに終始したが、晩香とは愛の一筋であった。
これでは忠兵衛に、段梯子を馳け下らせることは出来まいと案じて居つた。要之エウスルニ人物の腹の位置の違ひと大阪弁で旨く行かなかつたのであるが、個処々々にはよい処があつた。
封印切漫評 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)