“西園寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいおんじ92.3%
さいをんじ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一世お鯉——それはかつらさんのお鯉さんと呼ばれた。二世お鯉——それもねえさんの果報に負けず西園寺さいおんじさんのお鯉さんと呼ばれた。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
ある年の秋の一夜だったが、西園寺さいおんじさき太政大臣だじょうだいじん実兼さねかねの末の姫が、とつぜん北山の邸から姿を消した事件など、ひところの騒ぎであった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どうだかな。実は今朝これから田中村の西園寺さいをんじとこに出掛けてく筈なんだが……」