“西南風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ならい33.3%
にしばえ33.3%
ひかた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヒマラヤ・カラコルムに吹きつける、狂暴な西南風ならい。大雨、烈風となる最悪の時期に、折竹は速流氷河をわたると言う。
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
昨日きのうの朝の西南風にしばえなら一先ず六連沖むつれおきへ出て、日本海にマギリ込みましょう。それから今朝けさ北東風きたこちに片尻をかけて、ちょうど今時分、釜山沖へかかる順序ですが……ホーラ御覧なさい。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
沖辺より西南風ひかたふくらし南の海日にけに川の水の涸れゆく
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)