“裔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すえ52.7%
すゑ23.0%
えい23.0%
あと1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
業政は在五中将業平なりひらすえであり、智謀すぐれた人物で、七年このかた武田氏に攻められながら、好防善戦かたく守ってゆるがなかった。
一人ならじ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
維新後其技大いにれて、一時多く浅田宗伯に譲らなかつた。めぐむさんは少時医を此玄道に学んだ。清川氏のすゑは今大津に居ると云ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
けれども肝腎かんじん劉表りゅうひょうがそれを許さない。同じ漢室のえいではあるし、親族にもあたる玄徳を殺したら、天下に外聞が悪いというのである。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
柘植のあとが妙なぐあいに消えうせた形になっているものの、いつかは誰か名乗り出て和泉屋へ手をかけてくるであろうと、それを見越して、それだけの額は
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)