“袖格子”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
そでがうし	66.7%
そでごうし	33.3%

そでがうし

いや、それよりもめらめらと舌を吐いて袖格子（そでがうし）に搦みながら、半空（なかぞら）までも立ち昇る烈々とした炎の色はまるで日輪が地に落ちて、天火が迸つたやうだとでも申しませうか。

地獄変 (旧字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)

いや、それよりもめらめらと舌を吐いて袖格子（そでがうし）に搦（から）みながら、半空（なかぞら）までも立ち昇る烈々とした炎の色は、まるで日輪が地に落ちて、天火（てんくわ）が迸（ほとばし）つたやうだとでも申しませうか。

地獄変 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)

そでごうし

犬養ノ善世は狩衣すがたで車のわきにつき、ときどき汗を拭きながらむっつりした顔で歩いているのが袖格子（そでごうし）の隙間から見えた。

無月物語 (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

袖	常用漢字 中学 部首:⾐ 10画
格	常用漢字 小５ 部首:⽊ 10画
子	常用漢字 小１ 部首:⼦ 3画