“蠱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まじ36.4%
まど18.2%
9.1%
まじな9.1%
まじなひ9.1%
まどわ9.1%
むしば9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
微かなまじを己達の足の周囲まわりに引くらしい。
あの素晴らしい光景をみているうちにすっかり踊子のもつ魅惑にまどわされてしまったのだ。
職業婦人気質 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
呪えども、憎めども、彼女が、不思議な恋のじの環を、どうしても抜けることが出来ぬうちに、大喜利おおぎりも幕になった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「よしんば居りましたところで、決してお目通りへ出て来るやうな事はございません。御覧遊ばせ、あれ、あのやうに生きた奴を一匹針で壁にとめて、虫よけのまじなひが致してございますから。」
鑑札のない女たちも、新貨幣のおかげで夜の脇腹わきっぱらから彼女のまどわしい横顔を藍色の夜にあらわした。
大阪万華鏡 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
精神の上立憲では昨日までのめちゃくちゃ主義のためにむしばまれているから、これを反省せずに凱歌をあげた結果は上も下も高慢になり不遜になって
渡良瀬川 (新字新仮名) / 大鹿卓(著)