“蟄居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちっきょ86.7%
ちつきよ10.8%
ひっこ1.2%
チッキョ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、蟄居ちっきょを命じられたという。前の辻斬をらしたはなしにも、秀忠の不興に会って、閉門を命じられたということが附随している。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
〔評〕或ひと岩倉公幕を佐くとざんす。公薙髮ていはつして岩倉邸に蟄居ちつきよす。大橋愼藏しんざうけい三、玉松みさを、北島秀朝ひでとも等、公の志を知り、深く結納けつなふす。
長く田舎に蟄居ひっこんでいる父親に物をくされた愚痴が、また言い出された。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
“——鎌倉問注所ノ査問ノ儀、仰セ受ケテ、申シ開キ相スム迄、国元ニ蟄居チッキョシ、慎ミ在ルベキコト”
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)