“蝶花形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうはながた66.7%
てふはながた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今まで僕らが東京で上等の椎茸と思っていた笠の大きな色の薄赤いのは最下等の種類だね。最上等のはここへ持って来た寒子かんこ蝶花形ちょうはながたといって肉の厚い笠の小さいのだ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
第十五 椎茸しいたけ飯 は味の良いもので、一つには椎茸の上等を使わなければいけません。伊豆の山で秋から寒中に出来る蝶花形ちょうはながたなら無類ですがしたものなら水へ漬けて軟かにします。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
のちに発達したる戯曲(巣林子以後の)に到りても、この不自然と過激とは抜くべからざる特性となりて、「菅原伝授手習鑑」に於て、「蝶花形てふはながた」に於て、其他幾多の戯曲に於て
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)