“蝶番”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうつがい75.4%
てふつがひ13.8%
ちょうつが10.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸一ツ地境じざかいに挟まりて、わが仮小屋にてそのなかばを、広岡にてその半ばを使いたりし、ふたは二ツに折るるよう、蝶番ちょうつがいもてこしらえたり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼の母がふだん滅多に出入りしない部屋に入つてきますと、Marion は蝶番てふつがひをはづした大きな窓の扉を自分の背に背負しよつて
ギイと蝶番ちょうつがいの鳴る音がして、後ろのつづらのふたがひとりでに口を開いたかと思うと、その中から肩を起こした紫紺しこん頭巾の人影。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)