“蛾次郎”の読み方と例文
読み方割合
がじろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうだ蛾次郎がじろう、きさまもはやくりっぱな侍になり、堂々と馬にのったり、多くの家来をかかえて、こんなお城に住んでみたくはないか
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弓の折れがヒュッと鳴ると、蛾次郎がじろうがオイオイと声をあげて泣きだした。まるで七つか八つの子供が泣くような声で泣いている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またピシリッと弓の折れがうなる、蛾次郎がじろうがヒイヒイと泣く、すぐその上にいる菊池半助は、これではとても今夜は寝られないと思った。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)