“蛇滝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゃだき50.0%
じゃたき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌日の晩、蛇滝（じゃだき）の参籠堂に、再びはかない夢を結びかけていた時に、今宵は昨夜とちがってしとしとと雨です。
大菩薩峠：21 無明の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)
高尾の本山から右へ落つる水が妙音の琵琶の滝となって、左へ落つるのが神変の蛇滝（じゃだき）となるのであります。
大菩薩峠：20 禹門三級の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)
蛇滝（じゃたき）の参籠堂を出た机竜之助の駕籠が、そこで、小雨と、月の霽間（はれま）と、怪霧と、天狗と、それから最後に弁信法師の手引によって救われた甲州街道のうちの一つの隠し道であります。
大菩薩峠：22 白骨の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)
「高尾山蛇滝（じゃたき）で馴染（なじ）んだお若さんというのはどうです」
大菩薩峠：35 胆吹の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)