“薄赤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすあか66.7%
とき16.7%
ウスホ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちずんずんそらあかるくなってきて、ひがしそら薄赤うすあかまってくると、どこかのむらにわとりてるこえがいさましくこえました。
安達が原 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
朝枝は水っぽい花模様の単衣ひとえを着、薄赤とき色の兵児へこ帯を垂らしているが、細面の頸の長い十六の娘で、その四肢てあしは、佝僂せむしのそれのように萎え細っていた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「これのハバカや、薄赤ウスホに白き、万家ヨロズヤに花咲くは、サキクに咲くらむ、寿ホキくにさくらむ、ウツし花かも、なりに、」
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)