“蕎麦切”のいろいろな読み方と例文
旧字:蕎麥切
読み方割合
そばきり80.0%
そばき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「馬鹿ア言ってやがら、化物じゃあるめえし、一人で蕎麦切そばきり三十ぱいに笹屋のさばずしを四十五なんて、食える理窟があるもんか」
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「夕刻、七つ時分に、隠密の用談があって、本多民部左衛門、犬塚又内、松平主水の三人が見えられる。蕎麦切そばきりを出すから、用意をしておけ」
無惨やな (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
現今は練ってからもう一度でるので、やや食い方のちがった蕎麦切そばきりに過ぎぬが、元はただかいて食うからカッケと名づけたものと思う。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
蕎麦切そばきりですか?」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)