“萩芒”の読み方と例文
読み方割合
はぎすすき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月がなくただ星あかりでしか見えない池の裏手の、萩芒はぎすすきの枯れむらの間をぬけて行った者がいた。かぶり物をしていたから顔はようは見られなかったがと、母御はそなたではなかったのかといった。
野に臥す者 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
萩芒はぎすすきおほかた閉ぢし山の庵
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
病まば見るべし萩芒はぎすすき
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)