“華冑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かちゅう80.0%
くわちう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしわたくしは維新後における華冑かちゅう家世かせいの事にくわしくないから、もし誤謬ごびゅうがあったら正してもらいたい。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
何と云っても華冑かちゅうの子弟を縁者に持つと云うことが内心うれしいに違いないので、もしこの話を貞之助が破談にして帰ったりすれば、落胆の程度は思いやられるのであった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
唐土たうどむかし咸寧かんねいとき韓伯かんはくなにがしと、王蘊わううんなにがしと、劉耽りうたんなにがしと、いづれ華冑くわちう公子等こうしら一日あるひ相携あひたづさへてきて、土地とちかみ蒋山しやうざんびやうあそぶ、廟中びやうちう数婦人すふじんざうあり、白皙はくせきにしてはなは端正たんせい
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)