“荒家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あばらや75.0%
ぼろうち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米友はでたようになって、かくれおかのわが荒家あばらやへ帰って来ると、戸棚に隠れていたお玉が出て
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この荒家あばらやに来ず、行かず、住まずだったら
ルバイヤート (新字新仮名) / オマル・ハイヤーム(著)
家といったってどうせ荒家ぼろうちで、二間かそこいらの薄暗い中に、おやじもおふくろ小穢こぎたねえ恰好してくすぶってたに違いねえんだが……でも秋から先、ちょうど今ごろのような夜の永い晩だ、焼栗でもきながら
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)