“茶人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃじん57.1%
ちやじん42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こんな処に立ってたって、この雨はやみアしねえ、表通りなら往来があるから、拾ってってくれるような茶人ちゃじんがあるかもしれませんぜ」
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
茶と聞いて少し辟易へきえきした。世間に茶人ちゃじんほどもったいぶった風流人はない。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
露地ろぢ打水うちみづなにかしてらう、先方せんぱう茶人ちやじんだから客はほかになければおまへ一人だから広間ひろまとほすかも知れねえが、おまへ辞儀じぎ下手へたで誠に困る、両手をちごはごにいてはいけねえよ
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
かの茶人ちやじんあひだに受渡す言葉のごと
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)