“茶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃ54.3%
ちや39.7%
2.0%
ちゃっ0.7%
ちやつ0.7%
ぢゃ0.7%
チャイ0.7%
ツア0.7%
ティー0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写真入しゃしんいれとなったバスケットは、ちゃのたなのうえかれたのでした。平常ふだんは、だれも、それにをつけるものもなかったのです。
古いてさげかご (新字新仮名) / 小川未明(著)
清淨しやうじやうみづでもければ、不潔ふけつみづでもい、でもちやでもいのである。不潔ふけつみづでなかつたのは、りよがためには勿怪もつけさいはひであつた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
と、一もいっていますが、たしかに叱り手のないことは、さびしいことです。大人おとなになればなるほど、この叱り手を要求するのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
あのおちゃっぴいめ、ついこないだまで竹馬に乗ったり、学校の生徒に引張ひっぱり出されちゃあ田圃たんぼでぶらんこをしていたっけが、どうだい、一番この男とおっこちゃあがって、それ、お歳玉としだま内証ないしょだよ
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
露西亜チャイだ。気候のせいかみんなよくこのチャイをのむ。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
窓際まどぎは紫檀しだんたくはさんでこしおろし、おたがひつかがほでぼんやり煙草たばこをふかしてゐると、をんな型通かたどほ瓜子クワスワツアはこんでくる。一人ひとり丸顏まるがほ一人ひとり瓜實顏うりさねがほそれ口紅くちべにあかく、耳環みゝわ翡翠ひすゐあをい。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
時刻はもう五時に近く、なにしろ六十マイルばかりも車に揺られ通しで、空腹を感じていたので、ホテルの看板を見ると急にティーを思い出したのだった。あのうちで休んで行こうか? そうしよう。
シェイクスピアの郷里 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)