“茲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ここ71.6%
こゝ24.6%
ココ1.7%
コノ0.7%
コヽニ0.7%
0.3%
カク0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに透き写す、これで見ると、蝶や農鳥は、雪がその形をするのだが、農男は、雪に輪を取られた赭岩が、人物の格好に見えるらしい
雪の白峰 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
爾来じらい同志を糾合きうがふし、相共に此問題を研究し来りしが、時機やうやく到来し、こゝに一小雑誌を刊行して我が同胞にまみゆるの栄を得たるを謝す。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
ココニ、今年七月十五日ノ生辰ショウシンヲ期シ、又モ十万貫ノ不義ノ財貨ヲヒソカニ都門東京トウケイヘ輸送セントス。天冥テンミョウアニコノ不義ヲ許スベケンヤ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
トセ成田香火者搭船常シテ于橋岸行客、是以俗呼コノ行徳河岸行徳船、余亦臨搭船
京山老人醒リヲ長兄忘レタル我歟、余愕然トシテルコトヲ、時船着行徳之岸舟中之人皆上岸、不叨吐欵スルコトヲコヽニ
よりて以て盟ひてのたまはく、若しちかひたがはば、たちまちに朕が身をうしなはむ。皇后の盟ひたまふことた天皇の如し。丙戌ひのえいぬ車駕すめらみこと宮にかへり給ふ。己丑つちのとうし、六皇子共に天皇を大殿おほとのの前に拝みたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)