“英吉利”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
イギリス95.0%
いぎりす2.1%
ギイリス1.4%
えぎりす0.7%
えげれす0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独逸ドイツ屹度きつと最後の独逸人となるまで戦ふだらう、露西亜ロシア人もまた最後の露西亜人となるまで戦ふだらうが、唯英吉利イギリス人は——さうさ
英吉利いぎりすふうのフロックの、青年紳士の散歩者のやうに、いかにも軽快な歩調で、かるく飛ぶやうに、幾分しめつた朝の路上の明るさを、気軽るに歩るき廻つてゐる姿はよい。
あめりか人の・英吉利ギイリス人の・仏蘭西フランス人の・希臘ギリシャ人の・日本人の、好奇なウィンタスポウツ旅客団の襲来によって——これは、近代の恋愛に特有な、週期的な雪解けの微風である。
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
英吉利えぎりすの兵営なるかかたはらに軍馬ぐんば調練てうれんせるところあり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
鹿児島の英吉利えげれす騒動につらなって藩の武器買入れのため、御用金をたんとお預りになっていらっしゃるので、ついこの裏のお金蔵には、黄金こがねが夜鳴きしているそうでございます
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)