“花札”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はな50.0%
はなふだ40.0%
ふだ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一向どうという様子もない。……花札はなを引こうというから六百拳をしているうちに午前二時になった。……さすがに何となく凄いんだな。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
が、大井は黒木綿の紋附のたもとから、『城』同人のマアクのある、洒落しゃれた切符を二枚出すと、それをまるで花札はなふだのように持って見せて
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「だってあの御気色みけしき御覧ごろうじろ、きっとあれだ、ちげえねえね、八丁堀で花札ふだが走った上に、怨み重なる支那チャンチャンと来ちゃあ、こりゃおごられッこなし。」
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)